サーブの時に肩が痛い人へ

 

皆さんこんにちは。

皆さんはサーブの時に肩が痛くなった経験はありませんか?

テニスをしているとサーブの時に肩が痛い人を多く見かけます。

原因としてトスアップの位置や、サーブのフォームというものもあげられますが、僕が思う一番の原因は。。

 

ずばり、準備体操をしていないことだと思います。

 

これを見て、「なんや、準備体操かよ?」と思った方!!

ぜひ最後まで見ていってください。

きっとお役に立ちますので(笑)

 

 

ここから準備体操の話と肩の動く仕組みについてを書いていこうと思います。

 

まず、準備体操という言葉ではなくウォームアップと言わせてください。

準備体操というと、小学校や中学校の体育の時にした、腕を回して~とか、肩ストレッチして~とかっていうイメージがあるかもしれません。

それらの体操はスポーツで使うような体の動きかたに全くそぐわない体操もあると思っています。

 

なのでぜひ、サーブのような肩を回す動作の前にはきちんとしたウォームアップをしていただくことをお勧めします

 

 

今回は、サーブや投球のような、肩を回す動きに特化した運動をご紹介します。

 

皆さん、野球選手でロサンゼルス・ドジャーズの前田投手をご存知ですか?

結構前に、マエケン体操という、前田投手が行うウォーミングアップがちょっと話題になりました。

 

僕は、すごく理にかなったウォーミングアップだなと思っています。

 

では、なぜ理にかなったウォームアップなのかを説明します。

 

 

まず肩が動くというのは肩単体で動いているのではなく、肩や肩甲骨、背骨(胸椎)も連動して動いています

 

もし時間のある方は、椅子に背もたれにもたれずに座り、腕を上まで上げてみてください。その次に猫背にした状態で上げてみてください。

 

ほとんどの方は猫背にした方があげにくかったと思います。

 

それは肩が上がらなくなったのではなく、猫背によって肩甲骨や背骨が動きにくくなったことによって上がらなくなったと考えられます。

 


Shoulder and Scapular Movement

この動画でもわかるように肩が動くときには肩甲骨も動きます。

 

 


Tennis Serve Slow Motion | Top 10 ATP Serves Slow Motion

またサーブの動画でも、ラケットを引く際に肩甲骨あたりが大きくねじれていることがわかると思います。これは肩甲骨の動きと背骨の動きで体がねじれています。

 

 

もし、肩甲骨や背骨の動きが硬かったりすると、肩そのものが過度に動くことでストレスがかかり、痛みを引き起こしてしまうと考えられます。

 

 

つまり、マエケン体操は肩甲骨と背骨を動かして、投球の際の肩の負担を減らしたり、スムーズに肩を動くようにするための理にかなったウォームアップだといえます。

 

次回は実際にウォームアップの仕方について書いていこうと思います。